Melvinとはどういう意味か知っていますか?
英語の俗語で「退屈なやつ」「勉強ばかりでつまらないやつ」とかそういう意味だそうです。

ではマジックでは…?
詳しくは以下の記事を読んで欲しいのですが、そこから抜粋すると「カードの機能や相互作用、メカニズム、複雑なトリックが大好きで、ルールに則ったパズルを解いたり、詰めマジックを考案したり、現行ルールでは答えの出ないルールの穴を見つけて議論したり、といったことなどに喜びを見出すタイプ」のことを指し、プレイヤーの傾向の1つを言います。

Timmy, Johnny, and Spike
http://mtgwiki.com/wiki/Timmy,_Johnny,_and_Spike

依然からこういう場合はどういう挙動を示しますか、といった話が好きだったので自分はこのMelvinの気があるのかな思いました。チェインコンボ系のデッキが好きな人とかは比較的こういう傾向あるんじゃないですかね。

というわけでこれから遊んでて気になった、細々したルールの話とかあったら覚え書きとして書いていこうと思います。

今日は、モダンで白黒トークンデッキを作っていたので復習がてら風立ての高地と刃砦の英雄の話。これは頻出例題なので知らなかった人は覚えよう。

Hero of Bladehold / 刃砦の英雄 (2)(白)(白)
クリーチャー — 人間(Human) 騎士(Knight)
喊声(このクリーチャーが攻撃するたび、他の各攻撃クリーチャーはターン終了時まで+1/+0の修整を受ける。)
刃砦の英雄が攻撃するたび、タップ状態で攻撃している白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンを2体、戦場に出す。
3/4

Windbrisk Heights / 風立ての高地
土地
秘匿(この土地はタップ状態で戦場に出る。そうしたとき、あなたのライブラリーのカードを上から4枚見て、そのうち1枚を裏向きに追放する。その後残りをあなたのライブラリーの一番下に置く。)
(T):あなたのマナ・プールに(白)を加える。
(白),(T):このターン、あなたが3体以上のクリーチャーで攻撃していた場合、あなたはその追放されたカードをそのマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。


カードを見ればわかるかと思いますが、問題は刃砦の英雄をアタッククリーチャー指定したとき、風立ての高地のテキストにある「3体以上のクリーチャーで攻撃していた場合」という条件を満たすのか否かです。さて、どちらでしょうか?



答えはNOです。
このターン「攻撃した」クリーチャーは1体です。
詳しくは以下の記事を参照して貰えばいいのですが、「攻撃している状態で戦場に出たクリーチャーは攻撃しているもの(攻撃クリーチャー)として扱われるが、攻撃クリーチャーに指定はしておらず、誘発条件や効果において攻撃したものとしては扱われない。」というルールがあります。つまりなんらかの条件で「攻撃した」数を参照する場合、攻撃クリーチャー指定をしたクリーチャーの数を参照すると言ってもいいのです。

攻撃している状態で戦場に出る
http://mtgwiki.com/wiki/%E6%94%BB%E6%92%83%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E7%8A%B6%E6%85%8B%E3%81%A7%E6%88%A6%E5%A0%B4%E3%81%AB%E5%87%BA%E3%82%8B